<概略>
見知らぬ子供の男女に泊まって行けと誘われる。5泊することになる。
歓迎されるが、久良伎の書を飾ってある書庫で六大学爺の機嫌を損ねて一泊だけで返される。
<出来る限りの詳細>
バスに乗っている。乗るバスを間違えたらしく、いつものルートから外れるが、大したこともないだろうと考えそのまま乗っていると取手駅(茨城県)に着いたので随分遠回りをしたと意外に思う。
5歳くらいの見知らぬ子供らから泊まりにおいでと誘われる。男女1名ずつ。兄弟らしい。
その家には自分よりも年上の両親がいる。10畳くらいの広い和室に布団が一組敷いてある。子供らがじゃれついて離れないので、挨拶もそこそこに子供らの相手に終始する。辺りが暗くなった頃、子供らの遊びも一段落ついたので、居を正し手をついて親父さんに改めて5泊ほど厄介になる旨の挨拶をする。
親父さんは、手羽先の新しいのを仕入れたから、明日それをご馳走する、と上機嫌で言う。
次の日、親父さんに案内されてとある書庫へ出向く。
書庫の中は明かりがあるが、薄暗い。入口と土間が真ん中で左右に部屋がある。室内から入口に向かって戸口の上に何やら書が掲げてある。
左手は不明。右手が書庫となっている。埃っぽく古い。全て木の窓枠。
文芸のことについて、しばし語り合う。親父さんが、「ほれ、あすこに飾ってあるのも久良伎のなんですよ」というので良く見ると、なるほど久良伎の筆跡である。書かれている内容は忘れた。こんなところにも久良伎の事跡があったかと、今更ながら感心する。
六大学爺が左手の扉から登場。ロイド眼鏡をかけ帽子を被りコートを羽織っている。書庫に案内してくれた親父さんが、「自分は六大学には入れなかったが、この方は六大学出だからスゴイ。自分は何をやっても敵わないのだ」というので、「そんなこともないでしょう。大学の名前だけで決まるほどのことでもない」と意見した。親父さんは「いやぁ、でも六大学はスゴイよやっぱり」と言うと六大学爺はさも当然といった風情で「そうだよ」と素っ気無い返事をする。嫌な爺だなと思ったら雰囲気が悪くなった。それを察してか、親父さんは「それでは帰りましょうか。送りますよ。取手の駅で良いですか」と促した。5泊するはずが、トットと追い返されることになった。
後日その辺りを徒歩で通りかかると、とある坂道の途中で原色のボロをまとった、太った初老の女性らが手羽先の煮付けたものを売っていた。
「あれが、自分が頂く筈だった、その手羽先か」と見当を付けた。
見知らぬ子供の男女に泊まって行けと誘われる。5泊することになる。
歓迎されるが、久良伎の書を飾ってある書庫で六大学爺の機嫌を損ねて一泊だけで返される。
<出来る限りの詳細>
バスに乗っている。乗るバスを間違えたらしく、いつものルートから外れるが、大したこともないだろうと考えそのまま乗っていると取手駅(茨城県)に着いたので随分遠回りをしたと意外に思う。
5歳くらいの見知らぬ子供らから泊まりにおいでと誘われる。男女1名ずつ。兄弟らしい。
その家には自分よりも年上の両親がいる。10畳くらいの広い和室に布団が一組敷いてある。子供らがじゃれついて離れないので、挨拶もそこそこに子供らの相手に終始する。辺りが暗くなった頃、子供らの遊びも一段落ついたので、居を正し手をついて親父さんに改めて5泊ほど厄介になる旨の挨拶をする。
親父さんは、手羽先の新しいのを仕入れたから、明日それをご馳走する、と上機嫌で言う。
次の日、親父さんに案内されてとある書庫へ出向く。
書庫の中は明かりがあるが、薄暗い。入口と土間が真ん中で左右に部屋がある。室内から入口に向かって戸口の上に何やら書が掲げてある。
左手は不明。右手が書庫となっている。埃っぽく古い。全て木の窓枠。
文芸のことについて、しばし語り合う。親父さんが、「ほれ、あすこに飾ってあるのも久良伎のなんですよ」というので良く見ると、なるほど久良伎の筆跡である。書かれている内容は忘れた。こんなところにも久良伎の事跡があったかと、今更ながら感心する。
六大学爺が左手の扉から登場。ロイド眼鏡をかけ帽子を被りコートを羽織っている。書庫に案内してくれた親父さんが、「自分は六大学には入れなかったが、この方は六大学出だからスゴイ。自分は何をやっても敵わないのだ」というので、「そんなこともないでしょう。大学の名前だけで決まるほどのことでもない」と意見した。親父さんは「いやぁ、でも六大学はスゴイよやっぱり」と言うと六大学爺はさも当然といった風情で「そうだよ」と素っ気無い返事をする。嫌な爺だなと思ったら雰囲気が悪くなった。それを察してか、親父さんは「それでは帰りましょうか。送りますよ。取手の駅で良いですか」と促した。5泊するはずが、トットと追い返されることになった。
後日その辺りを徒歩で通りかかると、とある坂道の途中で原色のボロをまとった、太った初老の女性らが手羽先の煮付けたものを売っていた。
「あれが、自分が頂く筈だった、その手羽先か」と見当を付けた。