トラックの助手席から見る景色はいつもと違った。目線が高いってだけでなく、トラックやバスに乗る人にしかわからないルールがあった。せまいトンネルをくぐるとき、彼らはお互い道を譲り合う。頑張れば通り抜けられる広さなんだけど、無理してゆっくりすれ違うのは嫌だから、トンネルの手前で止まることが、公然のルールになっているそう。乗用車に乗っている自分たちには全然わからないのに。同じ道を通っているのに、乗り物が違うだけで見えるものがある。すごく面白い発見だった。そのあといろんなことが浮かんで。仕事とか。同じ職場で同じ仕事をしていても、ある人には見えて、ある人には見えないものがあるのだろうか。物理的にはいつもと同じ毎日を送っていても、そこに今まで見えなかった何かを見いだすことは可能なのだろうか。人って、きっとどこかで幸せを求めているのだと思う。ただ、自分がこうしたら幸せになれるんだろうって思うものと、本当はこうしたら幸せになれるのにっていうところに距離があるから、いつまでも、いつまでも。頑張るべきところより、頑張らなくていいところに力入れて、頑張ってるのに、って空回り。下り坂ででいくらペダルを漕いだって、動力すら伝わっていないかもしれない。焦ったり、ストレスが溜まるばかり。きっと今まで見えなかったものを見つけるための、信仰や信心なんだと思う。今の自分、今までの自分は、本当はこうしたいのにってことを表現できていない自分でした。ありがとうって思っているのに言えない。もう卒業したいよー、
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トラックの助手席から