snippet from 2010/10/28
2010/10/28
昨夜の報ステの特集がショッキングだった。
忌まわの際を自宅で迎える老人たちの話題。
数時間後に死ぬ男性の最期、そして臨終後の遺体。
遺体をテレビに映したということなどより、息子さんに”ちゃんと”看取られたこと。
かの老人は幸せな最期であったと思う。
私は十数年前に母を亡くしているが、母は、最期は一人だった。急性くも膜下出血である。
私達子供は独立して離れて暮らしていたし、父はいつものように仕事で帰宅が遅かった。
父が帰宅した時、掃除機を持ったまま倒れて亡くなっていたのだ。誰もいない家で。
何も特別なことはない凡庸を絵に描いたような女性だった。
ごく普通に生を受け、ごく普通に結婚し、ごく普通に子供に愛情を注ぎ、ごく普通に笑い、ごく普通に怒り、ごく普通に泣き。
だからこそ、”ごく普通に死んで”欲しかった。 
五十余年の彼女の平凡ながら全うな人生が、間違っていなかったと、納得しながら逝って欲しかった。
父はまだ健在だが、彼の最期は”ごく普通に看取り”たい。
どちらかといえば冴えない私の人生であるが、そんな私に命をくれた男性。
その日は遠からずやってくる。ちゃんと、ちゃんと感謝をしたい。母に言えなかった分も。


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